有機 東ティモール レテフォホ

有機 東ティモール レテフォホ

販売価格: 1,350円(税込)

この商品は軽減税率の対象です。

在庫数 在庫あり
挽き方:
焙煎度:
パック数: パック
2024/2025ニュークロップ 2025年8月から栽培エリアが変わりました

東チモールは、国自体が新しく、21世紀最初の独立国です。独立以来日本のNPO団体ピースウィンズさんが支援のためにコーヒーの栽培に関わってこられました。
 コーヒー栽培自体は19世紀の初めにポルトガル人により伝えられ、その後も他国の様に生産性重視の品種改良が行われなかったため、逆に味の良い従来種であるティピカ種が多く残ることとなりました。
十分な標高(1450m以上)、豊富な雨量(年間2500から300mm)、豊かな熱帯の土壌など、コーヒー栽培に最適です。更に、日陰栽培、手摘み、天日乾燥、水洗処理など、コーヒー先進国並です。

レテフォホには多くの集落があり、集落ごとに入荷します。現在のものは下記のとおりです。
<エリア集落情報>



集落名:Quirilelo(キリレロ)
所在地:Lauana, Letefoho
標高:1550m 以上
生産者数:22 人
グループリーダー名:Rofina de Deus (ロフィーナ・デ・ファティマ)

集落名の由来:”日焼け”:もともと日当たりの悪いところに住んでいた人たちが日当りの良い現在の場所へ移住したとこ
ろ、日焼けをするようになったことから。

シェードツリー:モクマオウ、ギンネム、ラントロのマメ科高木種を中心にバナナやジャックフルーツなどポルトガル人によって東ティモールへコーヒーがブラジルから持ち込まれた 1815 年以降、ポルトガル人管理のコーヒー農園がリキサ県にあり、そのコーヒー農園で小作人として働いていた Quirilelo の住民がコーヒーの種子を持ち帰り、栽培を始めたという話がある。

集落は南を背にした丘陵地に広がり、標高は 1550m〜1600m で昼夜の寒暖差が大きい。雨季は午前によく晴れ、昼過ぎには雲がかかり次第に雨となる。乾季は晴れの日が続くが、夕方には霧が集落を覆う。そのためコーヒーの果実がゆっくりと肥大するためにはうってつけの気候といえる。

集落には乾季にも枯れない湧き水があり、その湧水で水洗式精製を行う。
Quirilelo 集落は岩が多く、限られた土地にコーヒーを植えている。地下には大きな岩盤があり、50 cm程掘ると岩盤にあたる。そのような土地で生産者は岩を砕いて穴を掘り、山や森から土を持ち込み野菜やコーヒーを植えてきた。女性リーダーロフィーナさんを中心にコーヒー作りに取り組んでいる。

一般的にレテフォホの生産者は各集落及び農家の圃場内に Rai metan(直訳:黒い土)と呼ばれる腐葉土が良くできる場所を把握しており、そこで堆積された腐葉土を野菜やコーヒーに肥料のように与える。
Quirilelo が他の集落と異なる点は、その腐葉土堆積場に牛をつなぎ、牛糞を腐葉土に混ぜ込むという処置を施している点で、その結果 Quirilelo の腐葉土は他の集落よりも牛糞堆肥に近いものができており、良い土でコーヒーが栽培されているという印象がある。腐葉土堆積場に牛をつなぐという方法は生産者自ら考えて行っていたことから、厳しい環境の中高収量・高品質なコーヒー栽培を目指し続けてきた生産者の努力の賜物であり、いいコーヒーを作ることのできるグループ。